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部屋の整理をしていたら、以前使っていたキーボードが出てきました。
現在は記事にも載せたチコニー社のKB-3920を使っていますが、それ以前はこのキーボードを使っていました。
エレコム TK-FDM086T。 安い・ワイヤレス・テンキーレス・キーストロークが深め、という当時探し求めていたキーボードの要件をすべて満たしたキーボードでした。

この記事はTK-FDM086Tでタイピングをしているのですが、良いですね。
もう少しうるさくても良いけど。
ちなみに現在は同機種は廃盤となっていて、2020年10月現在の同機種はTK-FDM105TBKという機種になります。

TK-FDM105TBKは後継機種ですが、全く同じではなく異なる点がありますが、それは後述するとして、このTK-FDM086Tを実機レビューします。
コスパ自体は最高ですが、少し残念な点もあります。
そういった面も含めて参考にしていただければと思います。

・TK-FDM086Tの主な仕様

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キータイプ メンブレン
キー配列 日本語92キー
キーピッチ 19.0mm
キーストローク 2.8mm
電源(キーボード本体) 単4形アルカリ乾電池、単4形マンガン乾電池、単4形ニッケル水素2次電池のいずれか1本
想定電池使用期間 アルカリ乾電池使用時の目安 約1.0年 ※当社テスト値
外形寸法(キーボード本体) 幅354.0mm×奥行138.0mm×高さ23.7mm(スタンド含まず)/幅354.0mm×奥行138.0mm×高さ35.4mm(スタンド時)
サイズ分類 コンパクト
質量(キーボード本体) 約444g ※電池を含まず 引用:エレコム公式サイトより

まぁ、普通だよね。
けど、最近はこういう普通のキーボードって減ったような気がします。
最近は、薄くて軽くてキーストロークが短めなキーボードが多いような気がします。
ノートPCの方が普及しているからかな。

メンブレンでもメカニカルでもそうですけど、長文を打ったりする場合はキーストロークがある程度深い方が打ちやすい。
もちろん、個人差はありますけどね。

見た目は良いですね。
某高級メカニカルキーボードのアレにそっくりですけど。
手前側の高さも似てる。
ってか、メンブレンならキーストロークはそのままに、もう少し薄くできると思うんだけどね。

・TK-FDM086Tの良いところ

良いところ其の壱・安い。
まずはコレだよね。
ネットでも安く買えるけど、実店舗でも2000円しないくらいだったかな。
安さは正義だよ。

良いところ其の弐・テンキーレス。

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当時はテンキーレスのキーボードが欲しくてね。
デスク上って、できるだけコンパクトにまとめたい。
画像はメインキーボードのKB-3920ですが、テンキーレスはやはりコンパクトですね。
ってか、テンキーって、いらなくね?
仕事なら必要かもしれないけど、自宅で使うときにはそんなにテンキー使わないよね。
テンキーがない分、マウスが近くなるのでマウス操作が楽になります。
現在フルキーボードを使っている方、マウスの距離が近くなるだけで疲労感が凄い変わるから試してみたほうが良いよ。

良いところ其の参・ワイヤレス
現在は有線でフルサイズのキーボードを使っていますが、やっぱり無線は良いよ。
ナカムラはPCデスクで色々と作業するから、キーボードを避難させることが多いけど、無線は適当にポイってできるからね。
配線もウザくないし。

良いところ其の四・深めのキーストローク。
メンブレンのキーストロークは大体2mm前後が多い中、これは2.8mmあります。
メンブレンの中ではやや深めですね。
メカニカルは大体3.8mm前後、メインキーボードのKB-3920は実測4mmです。
それから見ると浅いですが、浅いメンブレンが多い中、コレは頑張っている方でしょう。

良いところ其の五・余計な機能がなく、打鍵感はまぁまぁ良い。
これは人それぞれかもしれませんが、余計な機能がにないのはナカムラにとっては大きなプラス要素です。
音量ボタンとか、ファンクションとか、そういうのいらない。
なんというか、美しくないよね。
シンプルな設計が好きな人はグッドかもしれないね。
打鍵感もまぁまぁ良い。
抜群に良いというわけではないけど、音もそれなりに出るのでほどほどに気持ちいいです。
メンブレン特有のぐにゃっと感が無くもないですが、比較的軽い力でタイピングできるのはグッド。


・TK-FDM086Tのゴミなところ

ゴミなところ其の壱・高さがキツイ。
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これは個人差がありますので、万人に言えることではありません。
もうね、手前側の高さがキツイです。
実測で約2センチ。
高さがキツいので、ナカムラはパームレストを使っていました。
あ、パームレストは長時間タイピングして少しでも違和感があれば使ったほうが良いですよ。
今ではKB-3920でも使っています。

ゴミなところ其の弐・フラットすぎて打ちづらい。
そうなんです。
キーボードの手前側と奥側の高さがほぼ一緒。
高さがフラットなキーボードは沢山ありますが、キーボード自体の高さがキツくなければ、そんなに辛くはないのです。
このキーボードは高さもキツイ上にフラットなので、長時間タイピングで結構疲れます。
そのため、チルトスタンドを立てて使っていました。
チルトスタンド・アップとパームレストでかなり改善されます。
メインキーボードのKB-3920などのKBシリーズは、ステップカーブドスカルプチャと呼ばれるキーボードにカーブが付いており、キーキャップの高さも異なります。
こうした角度の違いは大きく、KB-3920は長時間のタイピングでも苦になりません。

ゴミなところ其の参・チルトスタンドがチャチ。
これはねー。
本当に勘弁してほしい。
ナカムラの中で、コストのかかっているキーボードはチルトスタンドの作りがガッチリしていると考えています。
というか、何回か使ってチルトスタンドが取れました。
樹脂部が削れるのが早いのか、外れて直しても、気がつくと外れています。
あまりにも外れることが多かったので、腹が立って取り去りました。
ここらへんは値段なりだね。

・現行機種のTK-FDM105TBKとスペック比較をしてみる

と、このキーボードの良いところも悪いところを挙げてみましたが、この価格で他に類を見ないキーボードであることもまた事実。
トータルで見れば良いキーボードですよ。
では、現行機種と比較してみます。
あいにく、実機がないので、スペック上の比較となります。


まず、現行機種のTK-FDM105TBK

TK-FDM105TBK_01
画像引用:エレコム公式サイトより TK-FDM105TBK
キータイプ メンブレン
キー配列 92キー(日本語配列)
キーピッチ 19.0mm
キーストローク 3.5mm
電源(キーボード本体) 単3形アルカリ乾電池、単3形マンガン乾電池、単3形ニッケル水素2次電池のいずれか1本
想定電池使用期間 アルカリ乾電池使用時の目安 約4年 ※当社テスト値
外形寸法(キーボード本体) 幅364.3mm×奥行150.8mm×高さ33.5mm(スタンド含まず)、幅364.3mm×奥行150.8mm×高さ42.0mm(スタンド時)
サイズ分類 コンパクト
質量(キーボード本体) 約507g ※電池含まず
引用:エレコム公式サイトより

次はTK-FDM086T

TK-FDM086TBK_01
画像引用:エレコム公式サイトより TK-FDM086T
キータイプ メンブレン
キー配列 日本語92キー
キーピッチ 19.0mm
キーストローク 2.8mm
電源(キーボード本体) 単4形アルカリ乾電池、単4形マンガン乾電池、単4形ニッケル水素2次電池のいずれか1本
想定電池使用期間 アルカリ乾電池使用時の目安 約1.0年 ※当社テスト値
外形寸法(キーボード本体) 幅354.0mm×奥行138.0mm×高さ23.7mm(スタンド含まず)/幅354.0mm×奥行138.0mm×高さ35.4mm(スタンド時)
サイズ分類 コンパクト
質量(キーボード本体) 約444g ※電池を含まず

全体的に現行機種は少し大きくなっていますね。

見た目はほとんど一緒。

ちなみに、高さはチルトスタンド側(奥側)の数字ですね。
キーストロークも現行機種のTK-FDM105TBKは3.5mmになっています。
これは嬉しいアップデート。
さらに電池は単三電池で約4年も持つのは凄い。
全体的なフラット形状は変わらず。
値段もほとんど変動はないようです

現行のTK-FDM105TBKの実機を触ったわけではないので打鍵感は分かりませんが、キーストロークが深くなっている分打ちやすいのかも。
普段、メカニカルを使っている人のサブキーボードとしては良い機種かもしれませんね。

・まとめ

TK-FDM086TBKの一番の武器は普通であること。
これにつきますね。
極上に良いというわけでもないけど、酷く悪いというわけでもない。
そのまま使うと長時間のタイピングはキツイけど、パームレストやチルトアップでかなり改善されます。

ちなみに、中古市場だとなぜか高騰しており、楽天だと6000円から8000円くらいで販売されています。
まぁ、その値段で買うようなキーボードではないよ。
たしかに悪くはない。
悪くはないけど、その値段でもっと良いキーボードは買えるよ。
最後に現行機種のTK-FDM105TBKのリンクを貼っておきますので、よかったら見てみてね。
普段、メンブレンをメインキーボードを使う人にはオススメ。
メカニカルキーボードを使っている人にはサブキーボードとしてもオススメ。

最後までありがとう。
ではまた。

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